ブラック･ハッカー

　12/12(金)にヒューマントラストシネマ渋谷で｢ブラック･ハッカー｣を観て来ました。



あらすじ
　人気女優（サーシャ・グレイ）とひと時を過ごすことができるという企画に当選したニック（イライジャ・ウッド）。しかし、マネージャーを名乗る男に女優が体調を崩したということでキャンセルされ、代わりに隠し撮りしている彼女の部屋のライブ映像をパソコンで閲覧できるようにしようと提案される。言われるがまま女優のプライベートライブ映像を見たニックは、やがて思いも寄らぬ事態に陥り……。(Yahoo!映画より)

　久しぶりに電車で移動してまでの梯子をしました。どっと疲れたということはもう若くないんだと実感……
　そしてヒューマントラストシネマは火･金に会員証提示で￥1000で観れるという素晴らしいサービスがあって実に良い！

ネタバレ感想あり
　人気女優ジルの追っかけサイトを製作しているニックがコードという謎の人物により､ジルのプライベートを覗くことが出来るも､コードの目的は……という映画です。

　映像がなんといってもパソコン画面上にハッキングした携帯のカメラ･パソコン､そして監視カメラ球体のウェブカメラという斬新な感じ。あとは手持ちカメラというPOVのようなそうでないような感じが実に面白かったです。
 

　話としては途中出て来るフランスハッカー3人組の情報から､コード＝"ネバダ"という凄腕ハッカーであり､天才的な犯罪者が何のためにジルを覗くのか､ニックを巻き込むのかというところです。
　最初私はいろんなところをハッキングして自分の思うようにニックを進めさせる姿を｢イーグル･アイ｣に重ねてしまったのでまさかの人工知能が的な話かと思っていました
　パソコンに写っている映像だけで進むのでアクションが無いのかと思いきやコードの指示でニックがプロデューサーを襲ってからは場所を移動するため車に乗るので全く動かないわけではないのがスゴイ。
コードがジルをさらって､警察とカーチェイスそしてフランス人ハッカー3人組協力と邪魔を受けつつも､コードを追い詰めるもニックは撃たれ､ジルもネット生中継で視聴者が半分に減らなければ爆死という状態でそのまま爆死！にはビックリしましたが､やはりその後どんでん返しがありました。
　なんとコードはただのジルの追っかけサイトの管理者でジルを独り占めしたいからネバダを射殺し､ハッキング設備を奪い､ジルの爆死を装って二人で地下で過ごしたいだけという……ファンとしての熱意がわかるようなわからないような……

このシーンの後の1シーンをネット配信するのはファンがするのだろうか？しかし直前に観た映画と違ってしっかりと……(/ｰ＼)ｷｬｯ

　じゃあニックは巻き込まれただけのかわいそうな人なのかといえば､こちらもどんでん返しで実はネバダその人でコードを追っていて､設備を取り返し､ジルを救おうとしていただけで､最後は完全にしてやったりで､ジルとの棚ぼた生活と上手いことやった感じです。
　主演のイライジャ･ウッドさんの頼りなさげな感じは実によく､最後の実は切れ者ですよというギャップが良かったです。

　あとは原題が｢OPEN WINDOWS｣という劇中でも何度も出て来るネット用語でしたが､｢ブラック･ハッカー｣なんてパソコンで悪いことしたっぽいだろうっていう邦題より良かった気がしました。特にコードのニックが指示に素直に従わず､無理やり従わせた際の乱暴な言い方が面白かったです。
そして主題歌がSuicideのGhost Riderという曲なんですが劇中でコードがバカにし､ニック＝ネバダがしてやったりの後､訂正するシーンはこのバンドを知らない渡しでも何だかすっきりしました。EDでは劇中に捨てさせられたからか､音飛びしているもの凝ってる気がしました。


　私的にはとても面白かったんですが､上映は12/12で終わった……かと思いましたが､2月からコロナシネマ系列で鑑賞できるようです。

　最後にジルの新作｢ダークスカイ｣3作目は公開されるのか(笑)
 

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• 2014/12/14 Sun.