47RONIN 2D吹替

　12/6(金)に「47RONIN」を2D吹替で観て来ました。


あらすじ
　大石（真田広之）率いるサムライたちは、吉良（浅野忠信）とミステリアスな女ミヅキ（菊地凛子）のたくらみによって主君を殺され、自然が豊かな赤穂の領地を追われてしまう。さらなる謀略を企てる吉良の野望を阻止し、主君の敵を討つべく集まった47人の浪士たちは、はぐれ者の混血青年カイ（キアヌ・リーヴス）と手を組むことに。わずかな人数の彼らは、明らかに戦力差のある敵の軍勢の戦いに命を賭して身を投じる。

　まず元となった元禄赤穂事件(忠臣蔵)については赤穂(現在の兵庫県)の若き大名　浅野内匠頭が老齢の大名　吉良上野介を切りつけた結果、切腹を命じられ、その後浅野の家臣である大石内蔵助ら47人の赤穂浪士が吉良に仇討を行い、最終的には全員切腹するといった程度の内容を人並みには知っているつもりです。
　今回の「47RONIN」はそれを元に新たな解釈を加えて映像化したものとのことです。

ではネタバレありの感想を
　最初に言えるのは外国人が考える「SAMURAI！」、「BUSHIDO！」をモロに映像化したもので、あと時代設定等に中韓のアドバイザーでもいたかなぁという感じです。

唐突に貼りたくなりました。

　最初に侍とは主君に忠義を尽くすもので、浪人とは主君をなくした侍のことであると説明がありました。ここでタイトルが出ますが、世界地図でと日本の絵に龍が一緒に写りこむ映像から何か嫌な予感はしていました。
　そしてキアヌ・リーブスさんが演じるカイの幼少時代から始まります。異人とのハーフで鬼子として殺されそうだったところを浅野内匠頭に助けられ、娘のミカと仲良くなりながらも大石内蔵助らには認められず成長していきます。
　そして赤穂を乗っ取るために徳川綱吉の前で何かしようとしている吉良上野介と菊地凛子さん演じる妖術師のミヅキ(スタッフロールでは魔女のみ)が出て来ます。そしていわゆる松の廊下の刃傷事件が起こり、浅野内匠頭が切腹し、喪があける1年後にはミカが吉良の妻になることになってしまいます。そして赤穂の武士は浪人になり、大石内蔵助は投獄、カイはオランダ人に売られてしまいます。
　1年後に大石内蔵助が解放され、結婚までにミカを助けるために赤西仁さん演じる息子の主税(ちから)に仲間を集めるように言い、自身は出島でカイを迎えに行き、武器を集めるためにカイを育てた天狗の所に行ったりして、吉良邸に討ち入り、吉良上野介と龍？であったミヅキを倒し、将軍の前で主税を除く全員が切腹し、終わります。

　色々と衝撃でしたが、まず成長したカイが浅野内匠頭等と危険な動物狩りをしているんですが、その動物がイノシシっぽい化け物！そしてそれをほぼカイのみで倒します。　他の人間はほぼ無能で尚且つ助けられた人間はかなり酷いことを言う始末。いくら身分の違いがあれといえども、少なくとも十数年一緒に何かやっていれば少なからず認めていくものかと思います。ただただキアヌ・リーブスさんが不憫でした。

　他にも徳川綱吉の前での浅野と吉良の御前試合で出て来る吉良側の侍がものすごく大きい！もはや人間ではない感じです。
　この大侍を最後の討ち入りでどうやって倒すのか楽しみでしたが、爆薬でした。刀アクション楽しみにしていたのに‥


　ポスターなどでは大々的に宣伝されているタトゥー男ですが、オランダの商売人で出島にしか出て来ません。出島のシーンもカイと大石内蔵助の戦闘シーンで膝蹴りをスローにする等の不思議な感じです。

　途中で武器が無いことからカイを育てた天狗が出て来るんですが、ビジュアルが少林寺の僧侶にしか見えない！正直鼻が長くないと天狗には見えません。
　天狗は煙のように高速移動が出来、カイやミヅキも同じようなことが出来ます。そしてミヅキは最終的には龍？なのに何故吉良のところに居たのか不思議です。
 

　最後に辞世の句を読んでカイも切腹しますが、その内容が生まれ変わってもあなたを愛しますといったことだったので、てっきり現代でカイとミカが会うものだと思いました。
　

　正直私の知らない日本にも何だか合わなかったし、内容的にも忠臣蔵を元にしたと言わずにオリジナルとして制作してた方が良かったんじゃないかと思いますが、忠臣蔵としての先入観を持たずに観たら楽しめるかと思います。
　私は友人Mに最高だと話してすぐに観るように勧めました(笑)

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• 2013/12/07 Sat.